恒例となっている事業所の実習活動ですが、今回は少しばかりちがいました。
というのも、はじめて福祉系専門学校の学生が「たんと内灘」に、インターンとしてやってきたのです。卒業後は児童擁護施設での就職を希望しているそうです。
期間は、11月8日から11月19日で、土日の休みを除く10日間でした。

その課題とは、「声がけ」でした。
自分のほうから声をかけることは、相手との信頼関係を築くのに、とても重要です。どのタイミングで、どういうふうに声をかけたらいいのか。これは長く事業所を営んできた私たちでも、なかなか難しい課題なのです。
彼は、職員にたずねたり、周りの様子をじっくり観察したりして、自分なりの「声がけ」を実践していました。
実習期間を終えての感想は、「声がけは、奥が深いですねえ。」でした。
ふんわりとした優しい雰囲気のかたで、すんなりと事業所にも溶け込んでくれました。最終日には、わざわざ挨拶にきてくれた利用者さんもいました。

事業所の玄関を飾るそのタペストリーは、朝や帰り時間に、皆を笑顔で見守ってくれています。
なんだかいつもとは違った雰囲気の10日間でした。