「今年2回目の」

秋分の日、「たんと内灘」では、今年2回目の避難訓練を実施しました。開所して以来、10回めの訓練です。

これまでは、職員が主導する訓練でした。しかし今回は、利用者さんと職員がまじって三つのグループをつくり、そのリーダーをくじ引きで決めることにしました。リーダーが利用者さんになるか職員になるか、くじを引くまで分かりません。
そんな緊張感の中、選ばれたのは、3グループともに利用者さん。
「リーダーになってしまった!」という、不安まじりの複雑な心境が顔に表れていました。
グループごとに避難場所である事業所前の公園までメンバーを誘導し、人数を確認します。
リーダーは公園で待っている施設長に、皆を安全に公園に誘導できたかを報告しなければなりません。報告どおり、しっかりできていれば、合格。そうでなければ不合格です。不合格のグループはやり直しになります。
1回で合格したグループは1グループでしたが、あとの2グループも、施設長からどの点ができていなかったかの説明を受けて、1、2回のやり直しで、無事合格することができました。
いつもとは違ったやり方で、皆、自分たちが参加しているという気持ちになったようでした。
訓練後に書いてもらった感想には、「次は、リーダーになってみたい」という声がいくつもあり、責任の自覚を抱いたことを頼もしく思いました。

秋晴れのなか、「リーダー選び」というあらたな企画は大成功。とても有意義な避難訓練になりました。

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