「はまなす」

新年、明けましておめでとうございます。

瞬く間に年末年始のお休みを終え、令和4年が始まりました。
令和3年中には、新商品「水ぎょうざ はまなす」を発売することができました。
内灘のらっきょう生産団体、内灘高校、たんと内灘の農福学連携で誕生した、さっぱりとした味わいの水ぎょうざで、らっきょうが得意ではない方からもご好評をいただいています。昨年の12月には、北陸の代表的な新聞である「北國新聞」に掲載されました。

まずは内灘町民の方々に周知していただくことを目標に、令和4年はがんばっていきたいと思っています。
「水ぎょうざ はまなす」の最大の特徴は、その形にあります。
ぎょうざの皮のふちをピンクに染めて、内灘町花であるはまなすのつぼみをイメージしています。成形するのがなかなか難しく、今のところはひとりの職員が担当して成形していますが、今年は、一人でも多く成形できるように、練習をしていきます。

1パック8個入り400円で、たんと内灘でもお買い求めいただけますが、オンラインショップhttp://tanto.base.shopでもご注文いただけますので、遠方の方もぜひどうぞ。


1月4日の仕事始めの朝、事業所内に年始の挨拶をする明るい声があちこちから聞こえました。

新たな年が、「水ぎょうざ はまなす」の販売促進、新商品の開発や仕事の多様化を課題に、事業所が一丸となって、スタートします。

ことしもよろしくお願い致します。

「年頭のご挨拶」

新年明けましておめでとうございます。

振り返れば2021年は2020年同様、新型コロナ感染症に始まり新型コロナ感染症で幕を閉じた年でした。
「ふれあい工房たんと」も打撃を受け厳しい年でした。一方では利用者が増え賑やかになったことが一点の輝きでした。

法人の代表、そして現場の責任者として、これまでの苦い経験を活かしながら前を向いて新たなことにチャレンジし、さらなる飛躍に向けて一歩一歩、歩んで参ります。

本年も「ふれあい工房たんと」をどうぞよろしくお願いいたします。


特定非営利活動法人「ふれあい工房たんと」
理事長 酒井健二

「実習生との10日間」

「ふれあい工房たんと」では、年に2回、主にいしかわ特別支援学校高等部の生徒さんを受け入れて、就労にむけた実習を行っています。

恒例となっている事業所の実習活動ですが、今回は少しばかりちがいました。
というのも、はじめて福祉系専門学校の学生が「たんと内灘」に、インターンとしてやってきたのです。卒業後は児童擁護施設での就職を希望しているそうです。
期間は、11月8日から11月19日で、土日の休みを除く10日間でした。
「たんと内灘」の皆と一緒に作業をしたり、簡単な事務の手伝いといった事業所の仕事のほかにも、彼自身の課題にも積極的に取り組んでいました。

その課題とは、「声がけ」でした。

自分のほうから声をかけることは、相手との信頼関係を築くのに、とても重要です。どのタイミングで、どういうふうに声をかけたらいいのか。これは長く事業所を営んできた私たちでも、なかなか難しい課題なのです。

彼は、職員にたずねたり、周りの様子をじっくり観察したりして、自分なりの「声がけ」を実践していました。
実習期間を終えての感想は、「声がけは、奥が深いですねえ。」でした。

ふんわりとした優しい雰囲気のかたで、すんなりと事業所にも溶け込んでくれました。最終日には、わざわざ挨拶にきてくれた利用者さんもいました。
実習期間中には、フエルトの「たんとちゃん」を使って、とてもかわいらしいタペストリーを作ってくれました。
事業所の玄関を飾るそのタペストリーは、朝や帰り時間に、皆を笑顔で見守ってくれています。

なんだかいつもとは違った雰囲気の10日間でした。

「いしっころまーと」

石川セルプ振興センターが主催する通販サイト「いしっころまーと ひゃくまんSTREET」が、11月4日にオープンしました。
「いしっころまーと」では、県内にある22の障害者就労施設の商品を紹介、販売しています。

そのラインナップには、お菓子、味噌、そば、バッグ、水引のアクセサリーなど、じつにバラエティーに富んだ商品が並んでいます。
欲しい商品をクリックすると、インターネット販売サイト「BASE」につながり、注文も簡単です。
「たんと内灘」は、「水ぎょうざ はまなす」と「らっきょうカレー」を出品しています。

「水ぎょうざ はまなす」は、内灘高校、「おしCまち内灘」とで共同開発した新商品です。事業所のみんなは、草むしりや加工といった生産の中心を担当しています。内灘砂丘育ちのらっきょう使用した、美味しくて彩りのいい水ぎょうざです。

おおくのかたに食べていただきたい自信作。いまならオープンキャンペーンもやっています。
先日、「いしっころまーと」のオープンイベントが開かれ、出品した事業所が一堂に会しました。

石川県社会就労センター協会会長や、サイトを運営する石川セルプ振興センターの運営委員長の挨拶のあと、それぞれの商品のPRと、出品者どうしの情報交換が行われました。
各テーブルに置かれた自分たちの商品を説明したり、気軽に出品者に質問することができたり、たいへん有意義な集まりになりました。
「たんと内灘」の利用者さん2人も参加し、盛り上がった会場の雰囲気をとても喜んでいました。

◉「いしっころまーと ひゃくまんSTREET」はこちらです。

◉「たんと内灘」のコーナーはこちらです。

ぜひ一度ご来店ください。

「今年2回目の」

秋分の日、「たんと内灘」では、今年2回目の避難訓練を実施しました。開所して以来、10回めの訓練です。

これまでは、職員が主導する訓練でした。しかし今回は、利用者さんと職員がまじって三つのグループをつくり、そのリーダーをくじ引きで決めることにしました。リーダーが利用者さんになるか職員になるか、くじを引くまで分かりません。
そんな緊張感の中、選ばれたのは、3グループともに利用者さん。
「リーダーになってしまった!」という、不安まじりの複雑な心境が顔に表れていました。
グループごとに避難場所である事業所前の公園までメンバーを誘導し、人数を確認します。
リーダーは公園で待っている施設長に、皆を安全に公園に誘導できたかを報告しなければなりません。報告どおり、しっかりできていれば、合格。そうでなければ不合格です。不合格のグループはやり直しになります。
1回で合格したグループは1グループでしたが、あとの2グループも、施設長からどの点ができていなかったかの説明を受けて、1、2回のやり直しで、無事合格することができました。
いつもとは違ったやり方で、皆、自分たちが参加しているという気持ちになったようでした。
訓練後に書いてもらった感想には、「次は、リーダーになってみたい」という声がいくつもあり、責任の自覚を抱いたことを頼もしく思いました。

秋晴れのなか、「リーダー選び」というあらたな企画は大成功。とても有意義な避難訓練になりました。

「感謝の気持ちを」

「ふれあい工房たんと」の理事長をつとめる酒井健二は、四月に新型コロナウィルスを罹患しました。

かなり重い症状がでて、約二週間、苦しい日々を過しました。
そのときにお世話になったのが、石川県立中央病院でした。
心のかよった診療と病院スタッフの献身的なあたたかさに、酒井はとても感銘を受け、いつか御礼をしたいと考えていました。
そして思いついたのが、いそがしい病院関係者のみなさんに、さっと食べてもらえるレトルトの「たんとカレー」を差し上げようというものでした。
全部で600食。
ひとつひとつのパッケージに、感謝のメッセージをいれました。
新型コロナが襲ってきてから、もう1年半以上が経とうとしています。しかし収束の兆しはみえず、大きな第五波が列島を覆っています。
石川県もまた例外ではありません。

新型ウィルスに立ち向かう医療従事者、関係者のみなさんは、極度の緊張と激務にさらされていることでしょう。
実際に入院治療を受けた酒井は、そのことを身をもって感じています。
「笑顔になるカレー」が「ふれあい工房たんと」の目指すカレーです。
病院で働くみなさんがよろこんでくれたら、ほんとうにうれしいです。

「食品衛生講習会」

食品を扱う福祉事業所では、年に一度、食品衛生講習会を実施することが義務付けられています。

「たんと内灘」では、先日、いつもお世話になっている株式会社「一膳」の製造部次長の方に講師をお願いして、講習会を実施しました。
いつもの作業を早めに切り上げて、職員・利用者全員で講習を受けました。

内容は、手の洗い方、消毒の仕方、身だしなみ、食品の温度管理、消費期限・賞味期限の管理、そうじの仕方など、全部で32項目もありました。
盛りだくさんの内容と1時間近くの講習でしたが、皆、真剣に聞いていました。

講習の終了後、質疑応答や感想を一人ひとりに尋ねたところ、「しっかりと守っていきたい」「自分流を改めていきたい」などの声が上がりました。
食品を扱っている事業所なので、普段から、異物混入や衛生管理には気を配ってきましたが、更に努力が必要であると実感した講習会でした。

「袋詰め」

去年の暮れから、金沢にある卸市場から果物や野菜を預かり、袋に入れる作業をやっています。
袋詰めをはじめた当初は、季節柄みかんが主でした。
「きょうは、みかんですか。」
「みかんの仕事、しますか。」
と、利用者さんもとても興味を持ってくれました。
スーパーに、自分たちの袋詰めしたみかんが並び、スーパーでみかけて、「自分がやったのだ」と思うとうれしかったという声もありました。
みかんのシーズンが終わり、最近は、じゃがいもです。
野菜はだいたいが10キロ箱なのですが、なぜかじゃがいもは重く感じ、荷物の上げ下ろしがみかんのときよりも大変です。50箱ぐらいのダンボールのじゃがいもの分量を量り、袋に入れ、バックシーラーという機器で口を止めてから、ダンボールに戻します。そのダンボールを、また車に積み、市場に納品します。なかなかの重労働で、終わると皆へとへとになります。
それでも市場の仕事を楽しみにしてくれます。
「きょうの作業は市場ですか。」
「きょうはじゃがいもですか。」
と、市場の作業をしたいとアピールする利用者さんもいます。

市場とは違う作業に入っていると、
「これが終わったら、じゃがいも、しますか。」
と聞かれることもあり、
「終わったら、やりますよ。」
と応えると、それまでの作業スピードが上がることもあります。

経験のなかった作業をすると、今までは知る機会がなかった、利用者さんの新しい能力を発見することができ、職員にとっても、大きな収穫があります。 これからも、作業の種類を増やせるように努力していこうと思います。

「たんと内灘だより」タペストリー

いつもは仕事ばかりで、皆と楽しい時間を持つことはあまりありません。たまには趣向を変えてみようということで、タペストリーをつくることになりました。

まずは、材料を集め、職員が試作品をつくりました。

神社の境内で拾った枝に、フェルトやビーズ、ボンボンをつけた紐をくくりつけてつくりました。皆がどのように作るのか、想像がつかず、とても楽しみでした。一人で何個も作る人がいたり、驚くようなアイデアがあったり、力作ぞろいでした。

参加できなかった職員さんにも見てもらおうと、壁にかざりました。事業所の雰囲気が変わり、なかなか好評でした。

普段は見ることのない、皆の違った一面を見ることができ、とてもいい時間でした。
また機会をつくってやりたいと思っています。

「たんと内灘だより」避難訓練

令和3年3月27日土曜日、「たんと内灘」では避難訓練を実施しました。

避難場所は、事業所のすぐ目の前の公園です。
「たんと内灘」のすぐまえの道路を渡れば、もう着いてしまう、とても近くて便利な避難場所です。しかし最近は大きな災害も多く、水害などがある場合は、水際からなるべく離れたほうが安全です。
そこで、今回の避難訓練は、第2避難場所を目指すことにしました。
第2避難場所となる場所は「たんと内灘」から歩いて10分程度の距離。公園を抜け、車が走る道を通り、信号を渡っていかなければなりません。職員が前後、隣につき、皆を誘導しながら歩きました。

信号は、渡るタイミングを考えなければいけません。実際の災害があった場合、信号を待つゆとりがあるのかという不安はありますし、車がどれだけ出ているのか、いろいろ訓練とは違うことも多いと思います。
しかし、それらのことを踏まえながら、しっかりと訓練をしなければ、もしものときに動くことはできないという思いから、気を引き締めて行いました。
第一避難所の公園で点呼をとり、第二避難所へ出発。
一列に並んで、信号も、なんとか1回でわたりきれるように、皆にかたまってもらいました。第二避難所でも、着いたらすぐに点呼をとりました。事業所に戻る道でも、列を乱さないように、職員が誘導しました。